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伏線回収が楽しいアニメは何度でも見たくなる!今見たい謎解きアニメ9選

くりかえし見たくなるアニメの条件とはなんでしょうか?

答えは人それぞれですが、序盤から何重にも張り巡らされた周到な伏線が終盤一気に回収される作品には、知的興奮や快感を覚えますよね。

有志によるブログやYouTube動画でも考察が白熱しており、SNSで一体感を感じながら推理できるのも魅力的です。

今回はそんな伏線回収が素晴らしいアニメの中から、マイナー・メジャー問わずおすすめ作品をご紹介します。

伏線回収が楽しい謎解きアニメ9選

ID: INVADED

本作の舞台は架空の日本。

この世界では大量殺人や猟奇殺人が多発しており、犯人の迅速な逮捕の為、捜査機関・蔵が発足しました。

蔵はミヅハノメと呼ばれる特殊な装置を用い現場に残された犯人の殺意を検出し、それをもとに犯人の深層心理が形作る仮想空間・イドを現出させました。

このイドの内部では必ずカエルと呼ばれる少女が殺されており、彼女の死をトリガーに名探偵たちが捜査を進めていきます。

元刑事の鳴瓢秋人は、娘を惨殺した猟奇殺人鬼タイマンに復讐した事から囚人となり、名探偵・酒井戸の役割を課されました。

彼はイドにダイブし、殺人鬼の精神世界を探索することで現実の捜査の手がかりを掴んでいきます。

その中で酒井戸=鳴瓢は、タイマンを裏で操っていた黒幕・ジョン・ウォーカーと因縁の対決を余儀なくされるのでした。

本作の魅力は鳴瓢の名推理に代表される見事な伏線回収です。

脚本を担当したのは「ディスコ探偵水曜日」「奈津川家サーガ」などで知られるミステリー作家・舞城王太郎で、監督は「Fate/Zero」「アルドノア・ゼロ」のあおきえいが務めました。

舞城王太郎の作品はもちろんのこと、あおきえいの作品も伏線の巧みさには定評があり、二人がタッグを組んだ本作においてもその強みは遺憾なく発揮されています。

声優陣も非常にいい演技をしていますが、中でも主人公の鳴瓢を演じた津田健次郎の泣かせの演技は圧巻でした。

特に6話と10話で亡き妻子への想いを吐露するシーンは、ストイックな大人の色気漂わせる津田健次郎の抑圧された声が激情に揺れ動く様が胸に迫りました。

本作の伏線・謎解きポイントは、支離滅裂な殺人鬼の世界に法則性が見出されていく過程です。

鳴瓢が送り込まれるイドは家も人も何もかもバラバラになった世界、炎上するビルの壁が迫り出して対岸に伸びる世界、先頭と最後尾が繋がった電車がぐるぐる線路を巡り続ける世界など、一見したところわけがわかりません。

ところが「何故そうなっているのか」の理屈がちゃんとあり、真実が分かった瞬間に犯人の性向や動機の一端も解明されます。

特にすごいと思ったのが3話「滝の世界」7話「雷の世界」8話「砂の世界」。

「雷の世界」と「砂の世界」は表裏一体の二部構成となっており、どんでん返しの展開に衝撃を受けました。まさに見える世界が180度変貌します。

サイコミステリーが好きな方におすすめしたいです。

キャスト

酒井戸/鳴瓢秋人(津田健次郎)聖井戸御代/本堂町小春(M・A・O)穴井戸 /富久田保津(竹内良太)カエル/飛鳥井木記(宮本侑芽)

https://twitter.com/idinvadedanim/status/1370540311970148352

進撃の巨人

突如出現した奇形の巨人により人類が滅亡に瀕した世界。

生き残った数少ない人類は三重の壁を築き、その中に閉じこもる事で辛うじて巨人の進攻を防いでいました。

最外縁の都市、シガンシナ区で暮らす少年・エレンは、壁外を探索する調査兵団に憧れていました。

しかし調査兵団の任務は大量の死傷者を出す危険なもので、幼馴染のミカサや母のカルラはエレンの無鉄砲さを危ぶみます。

エレンが10歳になったある日、壁をも凌ぐ超大型巨人が現れ、他の巨人の群れを引き連れてシガンシナ区を襲いました。

その暴虐を目の当たりにした上、母カルラまでも奪われたエレンは巨人に復讐を誓い、親友アルミンやミカサと共に調査委兵団への入団を誓います。

はたしてエレンの悲願は成就するのでしょうか?

本作の魅力は容赦ない残酷描写と迫力満点のバトル、極限状況であがく人々の生き様です。

巨人が人類を捕食するシーンのおぞましさは絶品で、その奇形のビジュアルと相まって生理的不快感をかきたてます。

また、立体起動装置を駆使して自由自在に宙を駆るアクションシーンは痛快!兵長のリヴァイのクールなかっこよさは女子のハートをくすぐります。

シリアス一辺倒ではなく、芋娘こと食いしん坊なサシャの肉一筋の言動をはじめとするシュールなギャグにも注目してください。

本作の伏線・謎解きポイントは、巨人の誕生に隠された秘密と世界の成り立ちです。

進撃の巨人は2021年現在4期まで放映されてる人気作ですが、3期までと4期ではがらりと世界の見え方が変わります。

リヴァイのファミリーネームが伏せられているのにもちゃんと理由があったのは感動しました。

気を抜いていると見落としてしまいそうなさりげなさで、後に繋がる重要なセリフや演出が盛り込まれているので、視聴には心地よいプレッシャーを感じます。

キャスト

エレン・イェーガー(梶裕貴)ミカサ・アッカーマン(石川由依)アルミン・アルレルト(井上麻里奈)リヴァイ(神谷浩史)

https://twitter.com/anime_shingeki/status/1413332079228579843

新世界より

現在から1000年後の日本、数が激減した人類は呪力と呼ばれる超能力を獲得しています。

彼らはバケネズミと名付けられた異形のネズミを奴隷のように使役し、共同体の秩序を築いていました。

自然豊かな集落神栖66町に住む少女・早季は、同級生たちと平和な日々を送っていましたが、ある日集落の外へでかけた際に図書館の自走型端末ミノシロモドキと出会い、この世界の衝撃的な成り立ちを教えられます。

何故早季たちには超能力が備わっているのでしょうか?その真実とは想像を絶するおぞましいものでした。

本作の魅力はアミニズムとSFが融合した豊饒な世界観です。

早季たちの暮らしぶりは純和風の原始的なものなのですが、それが故意に作り上げられたユートピアだと判明した瞬間はぞっとしました。

清涼感ある可愛らしいキャラデザと反比例してストーリーはハードで、鬱展開が待ち受けています。

本作の伏線・謎解きポイントは、集落を支えるバケネズミの存在と文明が退化した理由です。

「新世界より」には現実には存在しない、数々の奇妙な生き物が登場しますが、それらが何故生まれたかがわかった時は、人間の欲や業の深さに鳥肌が止まりませんでした。

キャスト

渡辺早季(種田梨沙)朝比奈覚(東條加那子)秋月真理亜(花澤香奈)伊東守(工藤晴香)青沼瞬(藤堂真衣)

がっこうぐらし!

パンデミックによって人類の大半がゾンビと化した世界。

女子高生の丈槍由紀、恵飛須沢胡桃、若狭悠里たちは高校に立てこもってスローライフを送る傍ら、ゾンビとの戦いに備えていました。

彼女たちは顧問に教師の佐倉慈を迎え、避難生活を楽しむ学園生活部を創立し、自給自足を始めます。

そんな中由紀の発案で遠足に出発した面々は、ショッピングモールに取り残された同校生徒・直樹美紀を発見し、彼女を新メンバーに加えるのでした。

本作の魅力はゾンビサバイバルのリアルと、ユルッとスローライフな青春を両立するストーリーです。

文句なしに可愛く萌えるキャラデザに反し、話が進むごとに展開はシビアさを増していき、妄想と現実の境目が曖昧になっていきます。

それぞれに個性的な美少女たちが、武器を振り上げゾンビを撃退していくギャップも素敵でした。

本作の伏線・謎解きポイントは、唯一の大人である佐倉慈ことめぐねえの存在です。実は彼女には大きな秘密があり、それが由紀の精神状態に影を落としているのでした。

序盤は普通の学校ものとして始まるので騙されますが、慈が他の面々といる時の個々の反応にもちゃんと伏線がちりばめられているので、真相がわかってから見直すと切なさ倍増です。

キャスト

丈槍由紀(水瀬いのり)恵飛須沢胡桃(小澤亜李)若狭悠里(M・A・O)直樹美紀(高橋李依)佐倉慈(茅野愛衣)

僕だけがいない街

主人公の藤沼悟は再上映(リバイバル)と名付けた特殊能力を持っていました。これは悟の意志と関係なく発動し、その時起きた事件や事故の前に戻る現象をさします。

ある日悟はピザの配達中に再上映を体験し、工事現場の少年の命を救った事でバイト仲間の女子高生・愛梨と仲良くなりました。

北海道から上京した母親の佐知子と買い物に出た際も再上映が起き、この時は佐知子が怪しい男と手を繋ぐ少女に気付いて、誘拐を未然に食い止めます。

事件はまだ終わらず、女の子をさらおうとした男が、過去に北海道で起きた連続児童誘拐殺人の犯人と同一人物と勘付いた佐知子に魔の手が迫りました。

犯人に佐知子を殺害された悟は、母殺しと誤解され警察に追われる最中に再上映を体験し過去へと戻ります。

その時間軸では連続誘拐殺人の犠牲者となった同級生の雛月加代が生きており、悟は母と加代の死を回避するために行動を起こしました。

本作の魅力は誰が敵か味方かわからない、ハラハラドキドキサスペンスな展開です。

連続誘拐殺人の犯人の正体は巧妙に伏せられており、出てくるキャラクター誰も彼もが怪しく見えてくるのが困ります。

また、ダブルヒロインである愛梨と加代が非常に魅力的に描かれているのも注目。佐知子との親子愛にも泣かされました。

本作の伏線・謎解きポイントは、過去と現代を行き来する中で徐々に明らかになっていく新事実です。

大人の記憶を持ったまま小学生の身体に入った悟だからこそ気付けるちょっとした違和感やささいな異変など、上手く盛り込んでミステリーを盛り上げていました。

キャスト

藤沼悟(満島真之介/土屋太鳳)雛月加代(悠木碧)片桐愛梨(赤﨑千夏)藤沼佐知子(高山みなみ)八代学(宮本充)

けものフレンズ

動物を擬人化した女の子たち、通称フレンズが暮らすジャパリパーク。

さばんなちほーで暮らすサーバルは、ある日自分の縄張りに迷い込んだ少女と出会います。

大きなリュックを背負ったその子をかばんちゃんと名付けたサーバルは、記憶を失っている彼女と友達になり、かばんのルーツを知る旅に出るのですが……。

本作の魅力はほのぼのした絵柄で描かれた、ケモ耳ケモしっぽのフレンズたちが織り成すドタバタ劇です。
主人公格のサーバルちゃんは言うに及ばず、フェネックやアライさんにトキなど、由来となった動物の特徴や生態を備えた女の子たちはとても愛くるしく、応援したくなります。

本作の伏線・謎解きポイントは、かばんちゃんやフレンズたちのルーツと謎の敵の存在です。

「けものフレンズ」にはセルリアンなる敵が登場するのですが、終盤にてその正体が明らかにされ、ご都合主義な美少女動物園にあらず、ガチSFの設定がベースだと判明し、視聴者に衝撃をもたらしました。

何故サーバルちゃんたちが動物っ娘な見た目をしてるのか、ただの萌えに終わらないところが憎いですね。

キャスト

サーバル(尾崎由香)かばん(内田彩)アライグマ(小野早稀)フェネック(本宮佳奈)

四月は君の嘘

中学生の有馬公生はピアノの神童ともてはやされましたが、指導者の母の死以降ピアノの音が聞こえなくなり引退しました。

やがて14歳になった公生は、天真爛漫なヴァイオリニスト・宮園かをりと運命的な出会いを果たします。

母の死でトラウマを負い音楽から遠ざかっていた公生ですが、かをりの素晴らしい演奏に触発され、再びピアノと向き合います。

しかしかをりにはある秘密があり、それが公生の人生を大きく左右するのでした。

本作の魅力は音楽をテーマにした、爽やかな青春グラフィティです。
深刻なスランプに陥った公生が、相棒でもあるかをりの応援を受け、覚悟を決めてピアノの前に立ち戻る姿は感動的。
幼馴染の椿や亮太を交えた四角関係の行方にはドキドキしっぱなしで最終的に四人がどうなってしまうか目が離せませんでした。
そこにかをりの秘密がもたらす切なさが加わり、タイトルを含めた全ての伏線が綺麗に回収されるラストは号泣不可避でした。

本作の謎解き・伏線ポイントは、かをりが抱えたある秘密と、それによって緩やかに変化していくキャラクターたちの関係です。

ミステリーものではありませんが、各話における伏線の張り巡らし方は秀逸の一言に尽き、謎めいたタイトルまでもきちんと回収される最終話は、視聴者の涙腺を崩壊させました。

キャスト

有馬公生(花江夏樹)宮園かをり(種田梨沙)澤部椿(佐倉綾音)渡亮太(逢坂良太)

四畳半神話大系

京大生3回生の「私」が、1回生の時にどのサークルを選ぶかによって未来が分岐していく様を描く異色アニメです。

貧乏下宿・下鴨幽水荘に住む「私」は、薔薇色のキャンパスライフを夢見て京大に入ったものの、実りのない学生生活に悶々としていました。

意中のヒロイン明石さんとの距離も一向に縮まらず業を煮やした「私」は、1回生の時に他のサークルを選んでいたら別の道が拓けたに違いないと妄想し、しっちゃかめっちゃかなパラレルワールドが展開していくのでした。

本作の魅力はモラトリアム全開の「私」のナレーションです。声優の浅沼晋太郎が、よく息切れしないなと驚く饒舌さでまくし立てるモノローグは圧巻。

現在大人気の湯浅政明の代表作でもあり、癖が強いキャラデザも慣れればどんどん愛着がわいてきます。

なんでもありなカオスな世界観ながら、げらげら笑えてほろりと泣かせるストーリーが最高でした。

本作の伏線・謎解きポイントは、アニメのオープニングと10話・11話の構成です。

作中に伏線がちりばめられているのはもちろんのこと、オープニングに登場するアイテムやチラッと映るキャラクターも外せません。

各エピソードごとに「私」と明石さんがなんとなくいい雰囲気になってオチが付く、と見せかけ、それすら最終回への伏線だったのですからすごいというほかありません。

キャスト

私(浅沼晋太郎)小津(吉野裕行)明石さん(坂本真綾)樋口清太郎(藤原啓治)羽貫涼子(甲斐田裕子)

Steins;Gate

大学生の岡部倫太郎は、秋葉原を拠点とする発明サークル未来ガジェット研究所の代表でした。幼馴染の椎名まゆりや橋田至ら愉快な仲間たちとともに、奇抜な発明を繰り返してバカ騒ぎする青春の日々は、謎の天才少女・牧瀬紅莉栖の出現で模様を変えていきます。

血まみれで倒れている紅莉栖を発見した倫太郎は、取り乱して至へメールを送った直後に立ち眩みに襲われます。するとビル屋上には人工衛星らしい物体が墜落し、周囲は警察に包囲されていました。先ほど送信したメールは一週間前の履歴になっており、倫太郎は自分がタイムスリップした事実に狼狽を隠せません。

はたして倫太郎は異常現象の謎を解けるのでしょうか?

本作の魅力は二転三転、ショッキングな展開の連続です。一難去ってまた一難の言葉通り、誰かを選ぶことで誰かを見殺しにせざるをえない選択を何度も迫られ胸が痛くなります。

視聴者の予想を常に裏切るストーリーも高評価ですが、軽薄に見えて篤い信念を持った倫太郎のかっこよさや、太眉幼馴染・クーデレ天才・スポーティーなバイト戦士と、タイプ別ヒロインの魅力も贅沢に凝縮されています。

本作の伏線・謎解きポイントは、1話の疑問が話の進行とともに回収されていくトリッキーな構成です。

最初は何が何だかわからず取っ付き辛さを覚えますが、「なるほど、そういうことだったのか!」と腑に落ちてからはがぜんのめりこんでしまいます。

タイムパラドックスやパラレルワールド理論に興味をお持ちの方は、さらに面白く見れるのではないでしょうか。

キャスト

岡部倫太郎(宮野真守)椎名まゆり(花澤香菜)牧瀬紅莉栖(今井麻美)橋田至(関智一)

まとめ

以上、伏線回収や謎解きが凄まじいアニメをご紹介しました。

今回挙げた作品は、どれも中盤以降明かされる真実に衝撃を受けるものばかり。

視聴者の先入観を破壊するどんでん返しは病み付きになりますね。

気になる作品がありましたらぜひご視聴ください。

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