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天使なんかじゃない第一巻のあらすじと感想

2018年2月8日

「天使なんかじゃない」は矢沢あい先生による漫画です。りぼんで1991年9月号から1994年11月号まで連載されてました。

天使なんかじゃない第1話あらすじ

聖学園高等学校はできたてホヤホヤの新学校。

冴島翠はそこに通う一年生で、目の上のたんこぶな上級生もいないノビノビとした学園生活を絶賛謳歌中。ところが風邪で休んでいた間に、クラスメイトの推薦で生徒会役員選挙に出ることに決まってしまいます。しかも今日、この後すぐに立会演説会があると言わ・・・!?

クラスメイトに押し切られ、お人好しを発揮した翠はそのまま全校生徒の前で演説をする羽目に。
戸惑う翠ですが、候補者の中に気になる人物を発見します。一目ぼれの相手である、名前も知らないリーゼントの須藤晃です。

候補者は9人、役員は5人。彼と一緒に当選したら、生徒会で一緒に活動が出来る!と下心が出始める翠。友人たちの応援演説で《天使》と紹介されて、ますます気合が入ります。結果、演説は大成功。

しかし壇上を降りる際に転んで、あろうことか全校生徒にパンツをさらすという大失態をおかしてしまいます。恥ずかしさに泣き出す翠ですが、晃が翠に注目がいかないよう取り計らってくれ、なんとか事なきを得ました。

晃の機転と優しさにますます恋心を募らせる翠は、晴れて副会長に当選。晃も生徒会長に当選し、共に生徒会として活動することになります。

第1話の感想

言わずと知れた名作ながら、今までずっと未読だったので今回初めて読みました。未読だったのが信じられないくらい面白い!

序盤でこれから活躍するだろうキャラクター達が、さらりと、だけどそれぞれの個性がきちんと分かるように描かれている!
それだけでも「これから何が起こるんだろう」とワクワクするのに、ただの紹介で終わってない所もすごかったです。

特に、どうして主人公の翠がヒーローの晃を好きになったのかが分かるところが、もう本当にドラマチックで!「天使」と紹介される翠が、何故タイトルのようなところに落ち着くのかも気になるところ!あと、ヤンキーが猫を保護するネタって良く見るけど、この作品の影響なのかなぁ、とかも思ったりしました。

天使なんかじゃない第2話あらすじ

生徒会の初仕事、として晃が持ってきたのは《学園祭》!メンバーが「大変そう」と尻込みする中、晃は「初仕事だから」とやりがいを説きます。そうしてみんなが乗り気になり、すぐに準備のための諸々が進んでいきます。

ある日晃と帰り道が一緒になり、二人きりに。翠は晃のバイク通学を本人の口から知ります。そのまま寄る予定のあった画材屋まで、成り行きで晃がバイクで送ってくれることに。初めてのバイクに絶叫する翠を面白がる晃ですが、一度止まった信号で翠の不安を聞いた後は、ことさらゆっくり走ってくれました。

晃の人となりを知れば知るほど、翠はより深く恋に落ちていきます。

翠の恋心が加速する中、学園祭の準備が進む内に、生徒会メンバーの仲も徐々に深まっていきます。翠と晃もちょっとしたことで喧嘩をしたり、すぐに仲直りしたり、すっかり仲の良いコンビに昇格。

晃の特別になれる日を夢見て、生徒会室でこっそり机の上に描いた相合傘の落書き。見ながらにやける翠ですが、いざ消そうと思ったら筆箱に消しゴムがありません。仕方なく机に置かれた晃の鞄から消しゴムを拝借することにしますが、中から出てきたのは晃から女の人へのプレゼントらしきもので・・・・

第2話の感想

読み進めれば進める程、リーゼントで時代遅れにも見える晃が、どんどんカッコよく見えてくる魔法にかかってきます。

生徒会みんなのキャラクターも立っていて、その掛け合いも小ネタも楽しい!こんな高校生活、私も送ってみたかった!となることウケアイです。生徒会での私のお気に入りは翠の悪友とも言うべき立ち位置の文太ですが、
タキガワマンもイケメンで、麻宮さんとの恋の行方も気になるところです。

最後に晃に女の影を見せるあたりも本当に憎い演出で!なんだかんだいつも優しい晃と、天真爛漫な翠の恋はどうなるんだろう・・・とドキドキが止まりません。生徒会を優しく見守る、マキちゃんの様子が度々挟まれるのも個人的には気にかかる・・。

天使なんかじゃないはどこで読める?

天使なんかじゃないはコミックシーモアで読めます。
無料で読める作品も多いのでぜひチェックしてみてくださいね!

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